2014年6月1日日曜日

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道具としての刃物

友人の刀匠に、多用途ナイフを作ってもらいました。
通常の剣鉈よりも小振りで、取り回しの楽そうな一品に仕上がりました。
メイン用途は鉈になりそうですが、切れ味抜群なので、髭も剃れます!


通常、刀であれば「玉鋼」を原材料とするのですが、今回は実験的な意味合いも込めて、欧米のナイフで使用されている素材(ベアリングの玉などに使用する堅い鋼材)を日本の刀の製法で鍛造しています。
使い勝手がどのようなものか、楽しみです。

外遊びでは刃物は必需品なので、刃物=危険、という側面だけが強調されるのは、悲しいだけでなく、人間の手を使う能力の退化につながるのではないか、と危惧しています。
そういえば、子供の頃カッターナイフでよく手を切ったな・・・
大事故を起こさないためにも、子供のうちになおる範囲で「痛い思い」をしておく必要があるのかも。もちろん、指をなくすようなレベルの怪我はだめですよ!

このナイフ、いつもキャンプに持っていっている小型の焚き火台やワイヤーソーを入れたセットに加入でキャンプツアーの常備品にになりそう。
・・・でも、ヒコーキで移動のときは運べるのか??

ところで、これを作ってくれた友人は、6月から渡仏。

「Japanese and French traditions in the art of forging 刀匠房太郎ーかぬちの技」
6月1日から11月2日にかけて、フランス・ブザンソンにて羽島市在住の刀工:淺野太郎氏が滞在制作と展示を行います。
本展は刀鍛冶技術の継承と文化交流を目的として企画されました。

とのことです。(参考サイト





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